フーチング基礎工事
前回のフーチング基礎工事の続きをご紹介します。
フーチングを打設後、数回のコンクリート打設を経て、立ち上がり部分ができていきます。
最上部の道路を支える通称ウイングのコンクリート部分の天端を、50平米のコンクリートで押さえています。
天端といっても50平米もあると土間ですね。
フーチングが足とすると、立ち上がり部分は胴体、ウイングは広げた腕、道路が頭だとイメージすればわかりやすいでしょう。
次の施工は橋梁部で、貫通しているトンネルとこれから掘っていくトンネルをつなぐ道路を支える役割を果たします。
高さでいうと20メートルぐらいで、ビルだと7階相当ではないでしょうか。
現場周辺は道路が狭く大型車が通行できないため、鉄骨で仮設の橋をつくります。
ポンプ車や生コン車は、貫通したトンネルを通ったあと、さらに仮設の橋を通って、現場に到着します。
ここで、ようやく設置、打設となります。
私たちは、打設が始まって、コンクリートが天端まで上がってくるまで出番がありません。
打設時にあまり早くコンクリートを流していくと型枠が歪んだり破裂したりします。
バイブレーターで振動を与えて空気を抜きながら、緻密で頑丈なコンクリートにしていきます。
口でいうのは簡単ですが、この作業がなかなか難しいです。
型枠に細かくバイブレーターを入れる箇所に目印を付けて打設していきます。
深さがあるので最初のほうは上げ下げするのが大変ですし、バイブレーターのサイズも50パイあり大きく重たいですが、その分強力です。
型枠を止めている止め金が振動で緩んでくるので、型枠大工さんがその都度、緩んだ止め金をハンマーでたたいて締め直します。
大工さんは歪みがないかもチェックしていて、歪んだらサポーターやチェーンなどを駆使して真っ直ぐに直していきます。
打設が終わるまで気を抜けません。
こうして、コンクリートが上がってきたら、左官屋の出番です。
水がたまらないように、緩やかな勾配のついた天端にするため、付けた目印・通称アタリに合わせてコンクリートを均していきます。
前回同様コンクリートは硬いです。
仕上がるまで時間をかけて均して、抑え込んでいきます。
乾きを見ながら押さえ込んで平滑にしていきます。
当日は天気が良かったものの、海沿いのため風が冷たく、さらに仕上げの頃は真っ暗でとても寒かったですが、なんとか綺麗に仕上がりました。
道具を持っての移動だったので、階段の上がり下りがわりと大変でした。
あとはトンネルができて、道路が無事開通するよう願っています。
弊社は、左官工事・外構工事を手がける左官業者です。
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