今回は某薬品工場の外壁補修工事です。
某薬品工場 外壁補修工事
コンクリートのヒビ割れから雨水などが染み込み内部の鉄筋が錆びて膨張して、コンクリートが剥離して、大きく亀裂が入り、崩れ落ちる前の改修工事です。
まず、先行業者が調査して、痛んでいる部分に目印をつけています。
打診で痛み具合に合わせて、ボンドを注入するか、ハツリ取って左官で、塗るかを判断します。
今回は左官で塗りました。 材料は、専用の材料でエレホンの軽量繊維モルタルでフィックスライトスペシャルという材料を支給されました。
劣化や剥離部分をハツリ取って清掃し、鉄筋についた錆をワイヤーブラシで落とし、エポキシ系のラストチェンジという錆止め剤を塗っていきます。
乾燥した後エポキシ系のERボンドを塗り付けていきます。
乾燥するとボンドがプラスチックみたいになり、逆に引っ付かなくなります。
タック(粘りがある)があるうちに塗り付けないといけないです。
冬だと半日ぐらいは、タックがあります。
フィックスライトスペシャルの冬用は硬化が早くもたついてしまうと固まってしまいます。
今回は厚みが多く一回で塗り付けることができないので数回に分けて塗り付けていきます。
硬化が早いので手際良く作業を進めていくため、必要な道具などを念入りに考えて用意しておきます。
作業場所は配管などもあり、非常に狭く上がり下りも大変です。
二人の予定でしたが、体調不良で休まれたので、わりと大変でした。
まずは下擦りからです。
鉄筋の内側まで塗るため細長いコテとか小さいコテで塗り付けていきます。
塗りにくいけどしっかり擦り付けていきます。
角の部分はコーナー定木を取り付けて角の通りを出します。
一日目はここまでです。
二日目は仕上り面の高さまで塗り付けて、硬化する前に押さえて刷毛引きします。
作業しにくい場所でしたが、怪我なく無事作業も終了できてよかったです。