今回は、某中学校のプールの新築工事で、階段のモルタル詰め込みを施工しました。
ノンスリップタイルも同時に貼りながらの施工は久しぶりでした。
マンションとかだと長尺シート貼りでタイルではなく、ノンスリップ金物をビスで留めていく施工法が主流です。
ワイドな階段で段鼻タイルも同時施工なのでわりと手間がかかります。
外部の階段で気温も高かったので、乾かないようシートを張って陰になるようにして施工しました。
作業の流れ
はじめに、階段の高さを測り、コンパネを切断して、型枠を作ります。
段の墨に合わせて型枠をセットして、コンクリート釘でしっかり墨どおりに桟木で止めていきます。
型枠には、後で外しやすいように、マスカーという養生シートを貼りつけています。
貼っているのと貼ってないとでは外すタイミングが違うし、外す時のしんどさが全然違います。
次にモルタルを流し込んでいきます。
流し込む時はハンマーで型枠を軽く叩いて、空気を抜いていきしっかり詰めていきます。
天端の墨に合わせてモルタルを均したら、次はタイルを貼っていきます。
端の幅が均等になるようにタイルを割り付けて、必要ならタイルを切っておきます。
タイルを貼る時は少しセメントの粉をまぶして、しっかり貼っていきます。
タイルを貼って天端を綺麗に均したら、乾きを待って型枠を外し、段の立ちあがり蹴込み部分のタイルが動かないよう細心の注意を払って均していきます。
あとは乾きを待って押さえ込んでいき、仕上げていきます。
大きな階段は一段飛ばしで施工、小さく乗らなくていい場合はいっぺんに仕上げました。
すごく綺麗に仕上がったので満足できました。
よかったです。